連載

【大島和也】の『追い上げ投資の是非を考える』

2009.09.11[連載]

【連載】競馬倶楽部では・・・

勝ち方、うんちく、裏情報、面白情報、などなど競馬にまつわる色々な情報を、
競馬教材発行者のコラムとして毎週配信します。

今回記事を書いてくださるのは、

「ワンダーウォール馬券術」著者・競馬ライターの大島和也さんです。

本日のお題は 『追い上げ投資の是非を考える』 です!!


大島和也大島和也(おおしまかずや)
数式解析馬券師であり、競馬ライターでもある。
競馬をはじめ各種ギャンブルで多額の借金を背負い、借金地獄から借金に借金を重ねて乗り越えた強者。徹底してリスクを排除した馬券購入するのが特徴。平場のレースを好み、玄人からの支持が厚い。

ワンダーウォール馬券術 大島和也が確実性と爆発力を高次元で融合させた最後の馬券術


ワンダーウォール馬券術 大島和也が確実性と爆発力を高次元で融合させた最後の馬券術こんにちは、大島和也です。

今回のテーマは競馬の禁じ手ともされている
「追い上げ投資」についてお話します。

私の教材では、破滅に至る可能性が極めて高いので、
絶対に使うべきではないとお話しています。

しかし、ある特定の条件下においては「追い上げ投資」が有効であるケースも少なからずあるのです。

その前に、念のため「追い上げ投資(マーチンゲール方式)」がどのようなものなのかを解説しておきます。


【追い上げ投資/マーチンゲール方式】
負けたら倍賭けして、さらに負けたらその倍賭けしていき、
どんなに負けても一発で負けを取り返します。資金が無限にあれば絶対負けない必勝法です。
ついでに負け続けると掛け金がすぐ跳ね上がり、一発で破産してしまう必負法です。


このことから、追い上げ投資でキッチリと勝ちきるには"豊富な資金力"が欠かせません。
しかし、豊富な資金力をもってしても、競馬の場合は、追い上げ投資発祥のカジノなどとは
少々勝手が異なります。ルーレットや大小などは、全ての目に同じ出現率が期待できますが、
競馬の場合は1番~18番の馬がいて、それぞれの勝利確率はまちまちです。
そして、配当もまちまちなので投下資金も正比例していくとは限りません。

以上のことから、競馬には追い上げ投資が向いていないということが
よくお分かりいただけると思います。


・・・しかし、これで結んでしまってはただの一般論です。


実は、見方を変えることで、競馬でも追い上げ投資が有効になるケースも少なからずあるのです。
それは、「レース」に対してではなく「馬」に対して追い上げ投資を行うということです。

レースの場合、その都度メンバーが替わります。
したがって、追い上げをするにも、運の要素が非常に強くなってしまいます。

しかし、「馬」に対して追い上げ投資を行う場合は話が別です。

どういうことかというと、2~3年も競馬をご覧になられていればお気づきになると思いますが、
素人目に見ても"明らかに勝ちあがる"であろう馬というのは確かに存在します。
競馬は階級制で勝ち上がるごとに上のクラスに昇級して、強い馬同士でレースをする仕組みです。

その中で、最下級に位置するのが未勝利戦です。
とりわけ、この未勝利戦に出走している馬を見てみれば、果たしてその馬が勝ちあがれるのか、
はたまた生涯未勝利で終わるのかが、非常にわかりやすのです。何しろ最下級の最弱馬は底抜けに弱いですからね。そういった明らかに来ない馬を除外していけば、その他の勝ちあがる可能性の高い馬を導き出すこと、そしてその馬を追い続けることは非常に容易です。


以上のことから、競馬において未勝利戦だけは追い上げ投資が有効であると考えられます。
しかし、未勝利戦は出走各馬の実力差が顕著であるため、ある程度、好走を繰り返すと簡単に
単勝オッズが1倍台にまで下落してしまいます。そうなると、投資資金が一気に跳ね上がってしまいますので、2着惜敗を2回繰り返した時点で、次の投資対象に切り替えて勝負する方がいいでしょう。


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