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【ネタバレ有】ホラーより怖くドキュメンタリーより泣ける!『チェンジリング』
2009.04.02[ニュース]
本日ご紹介しますのは......
あのアンジェリーナー・ジョリーがごく普通の母親役だというのが、ちょっと不思議な気がする
『チェンジリング』
アンジーといえば、『トゥームレイダー』や『Mr.&Mrs. スミス』ですっかり
「鋼鉄の女」のイメージが定着してしまった感があるのですが、
この作品では、突然失踪してしまった最愛の息子を捜し続けるシングル・マザーを、
実にたおやかに演じています。
1928年。ロサンゼルス郊外で9歳の息子と暮らすクリスティン。
ある日、休日出勤を終えて彼女が帰宅すると、
留守番をしていたはずの息子の姿がどこにも見えない。
5ヶ月後、見つかった息子はまったくの別人。
腐敗しきったロサンゼルス警察を相手に、彼女の本当の戦いはそこから始まる......。
メガホンを取ったのは......
人気俳優から映画監督に転身し、史上最高齢でアカデミー賞監督賞を受賞したことで知られる
クリント・イーストウッド。
『硫黄島からの手紙』などでもおなじみ。
もうすぐ御年80歳とは思えぬ元気なおじいちゃんであります。
このイーストウッド監督の手法が見事。
最初から最後まで一本筋の通った骨太なストーリー仕立て。
全体的にくすんだ色彩と凝った小物使いで、細やかに1920年代を感じさせる映像。
途中、
「結局、息子の生死はわからないの?」
「犯人は本当のことを言ってくれ!」
などと、突っ込みたくもなるのですが、
最後には、そんなことどうでもよくなっちゃっているんですよね。
おそろしいことに......これ、実話なんです。
実際に息子を持つお母さんが観るには、ちょっと残酷すぎる話かも。
そして、最後に出てくるテロップ。
もう涙なしには読めません。
「母親は生涯、息子を探し続けた」......
「映画の本質とは何か」を考えさせられる、このところ少なくなった類の作品でもあります。
全国各地で今まさに上映中ですので、ぜひ!
(くりやまももこ)


