インタビュー
2月特集「非モテSNS」管理人・永上裕之【後編】
-情報教材
永上氏は情報教材ページ用の画像素材を自作し、発売したことがある。
その当時は、情報教材のページのデザインがどれも単調で「ダサい」と思ったのが発売のきっかけだったという。永上氏が思い描く情報教材の今後について聞いた。
「ぼくも、そこまで情報教材に詳しいわけではないんですけど、何か電子書籍とかを作って、インターネットでサイトを作って、それを検索エンジンに登録したり、メールマガジンで配信したりして誘導して、有料課金でダウンロードするっていうビジネスモデルって、実はまだまだやってる企業とか少ないと思うんですね。
何か物を作って、宣伝して売るって、まさにビジネスの基本だと思うんです。
その勉強のためもあって、情報教材を出させてもらってる部分もあるんです。ぼくの場合、文章があんまり書けないっていう致命傷があるんですけど。
どうなんですか? 今、情報教材をめぐる環境って?」

永上氏のインタビューなのに記者に逆質問を仕掛ける永上氏。
アクティブというのか・・・、とにかく「攻め」の姿勢を崩さない。
永上氏には「伝説の厨房」というニックネームがある。「厨房」とは中学生をバカにした「中坊」をもじったネットスラングで、どんなに叩かれても、何を言われてもひたすら自分の道を貫く永上氏をやっかみ半分で誰かがつけたニックネームだろう。
永上氏の体には22歳になった現在でも「厨房」の血が流れているのだろうか?
記者「まあ、今は誰でも何か知識を持っていれば、気軽に情報教材を出すことができるっていうのが、浸透してきているので、とにかく情報教材として申請される物の数が多くて、審査が大変になってきているのが現状ですね。もちろん誰でも出せるのが電子書籍の魅力なんですが、知識を持っていない人が作った物を情報教材として発売することはできないので、その審査を担当する部署が多忙を極めている感じですね。」
「なるほどー。確かに、気軽なぶん、商品に対する責任感が薄れるっていうのはあるかもしれないですね。ただ、先ほども言ったんですけど、物を作ってネットで売るっていうシステムって、本当いいなって思うんですよ。インフォトップなんか、そのブランディングが完璧で、ぼくもそういうブランディングをしていって、なにかできたらいいなっていつも思ってますね。」
-受託開発からの脱却
現在の情報教材について、その可能性をどのように考えているのだろうか?
「もちろん、本と同じように文章を売ることもすばらしいと思うんですけど、ぼくが思うのは、ネットで見るから価値のあるもの、たとえば本当に長年つちかってきたSEOの技術とかをネットで売れば、すごくマッチするのかなとか思いますね。
あと、ぼくはプロのプログラマーじゃないんですけど、プログラムを書ける人間からして、コードを売るっていうのはすごく可能性があるのかなって思うんですよ。今、掲示板とか画像掲示板とかSNSとか、デコメとかのコードって無料で見ることができるんです。それを、インフォトップみたいな課金システムが確立しているところで販売するのって、すごくいいんじゃないかって。コードを売るのっておもしろくて、今は無料で配布されているもの以外は、コードを書ける人間が、企業からオファーを受けて、たとえば1件30万円とかで書いてるんですよね。それを、インフォトップを通して、1件5万円でもいいから、誰でも買えるようにするんです。
そうすれば、今まで30万円のお金が出せなかった企業や個人がそのコードを買えるようになりますよね。そうしたら、6個売れれば30万円ですよね。安くコードを買いたい人は多いから、それくらいは簡単に売れると思うんですよ。10個売れれば50万円ですから、単発で企業からの依頼を受けてコードを書いて納入するより、プログラマー側も得なんです。買うほうも売るほうも得なんですよね。

このビジネスモデルって、すごいおもしろいと思うんですよ。同じ作業をして、企業からの受託なら30万円だけで確定してしまうんですが、自分で売れば売れた数だけお金が入ってくるんです。ちょっと宣伝に手間がかかるだけでこの差は大きいですよ。受託開発するプログラマーから、自ら開発して外部配布するプログラマーにかわっていくのって、可能性が大きいですよね。受託開発って、ベンチャー企業とかがよくやっているんですけど、プログラマーやユーザーからすれば、そこからの脱却という意味で、かなり"あり"なのかなと思いますね。」
永上氏がホームページ素材を発売したのも、この「受託開発からの脱却」と同じ意味を持つのだという。自分で作って、自分で売る。そのシステムがあることを知らない人がいることが残念だと語る永上氏の表情が印象的だった。
ネットが大好きすぎて頭がおかしいと自称する"伝説の厨房"永上裕之氏の、今後のインターネットへの展望。2回に渡ってお届けしたが、いかがだっただろうか?
実は、DI-VEでは3月から、
永上裕之氏に連載を執筆していただくことになった。
「えがちゃん先生の作品が読めるのはDI-VEだけ!」
というわけで、ネットから私生活にいたるまで(?)おおいに語ってもらう予定なので、ぜひ楽しみにしていただきたい。
(文責・近添真琴)
◆プロフィール
永上裕之(えがみひろゆき)
1986年12月8日生まれ。
福井県出身。
中学生からインターネットを始め、チャットやアングラサイトに夢中になる。
2008年12月「非モテSNS」を開設。
現在も週にひとつのペースでサイトを作り続けている。
連絡先
TEL:090-2033-5444
MSNメッセンジャー:hiroru123@msn.com
スカイプID:hiroru123
【関連サイト】
非モテSNS
これはえがいblog
えがちゃん.net(今までに作ったサイト一覧)
非モテ診断(最新サイト)
◆2月特集「非モテSNS」管理人・永上裕之【前編】へ◆


